地域課題の解決

社会課題の”地図化”による新しいアプローチ「沖縄みらい地図アクション」でクリエイティブを担当

プロジェクト概要

株式会社うむさんラボケイスリー株式会社とともに進めている「沖縄みらい地図アクション」にて、DIOはクリエイティブを担当。2025年2月8日、沖縄国際大学で開催された「ミチシルベ2025 | 集い、響きあい、踏み出す。心地よい未来へ。」にて「沖縄みらい地図」のポスターデザインと取組報告パンフレットを発表しました。
このプロジェクトは、複雑な社会課題を”地図化”することで可視化し、多様な関係者による協働的な解決を促進することを目的としています。

詳細なインタビューに基づく包括的な分析

「こどもの貧困」と「起業支援」という2つの重要な社会課題に焦点を当て、包括的な分析と可視化を実施。「こどもの貧困」で39団体53人、「起業支援」で32団体51人への詳細なインタビューを行い、ケイスリー株式会社がシステム思考※を用いてループ図として構造化。DIOはそれをビジュアルデザインとして昇華させました。

※システム思考=物事の全体像を捉え、相互に関連する要素間のつながりを把握して、課題を解決する思考法

課題に応じた2つの地図デザイン

「こどもの貧困」の地図では、テーマの深刻さを踏まえながらも、親しみやすいイラストを随所に配置することで、より多くの人々の理解を促す工夫を施しました。

一方、「起業支援」の地図では、横軸に3つの起業フェーズ(「創業期」「創業期」「成長期以降」)、縦軸に「スタートアップの課題」「共通の課題」「スモールビジネスの課題」を配置。背景には色彩のグラデーションを施し、複雑な構造の直感的な理解をサポートしています。

これらのデザイン上の工夫により、複雑な社会課題の全体像を、より多くの人々に分かりやすく伝えることを目指しています。

全16ページで伝える社会課題の現状報告
沖縄みらい地図アクション」パンフレット

「沖縄みらい地図アクション」の今年度の取り組みを紹介するパンフレットは、全16ページにわたる充実した内容となっています。

パンフレットでは、序盤で「沖縄みらい地図アクション」の取組の概要を説明し、続いて「沖縄みらい地図」の具体的な活用方法のアイデアを提案しています。この導入部分は、読者が地図を実践的なツールとして活用できるよう配慮された構成としました。

続いて「こどもの貧困」と「起業支援」という2つの主要テーマについて、それぞれの課題構造マップの概略版を紹介。さらに、各課題に関連する要因がどのように相互に影響し合っているかを示す因果関係のループの具体例を提示することで、課題の構造的な理解を促しています。

後半では、課題解決の具体的なリソースを示す「資源の地図」、現場のインタビューから得られた生の声、そして「こどもの貧困」と「起業支援」の課題間のつながりを掲載し、沖縄の社会課題に対する理解を深める内容となっています。

こどもたちの文字から生まれたロゴデザイン

「沖縄みらい地図アクション」のロゴには、特別な想いが込められています。DIOのクリエイティブ・ディレクターである大城直也のこどもたちが書いたアルファベット文字が、そのデザインの源となっています。

こどもたちが一文字一文字丁寧に書いたAからZまでの大文字と小文字を、デザインの素材として分解・再構成。そこに未来を感じさせる色使いを加えることで、プロジェクトが目指す「みらい」への希望を表現しています。

「沖縄みらい地図アクション」は、今後も対話の場を継続しながら課題解決に向けた具体的なアクションを模索していきます。まだまだドラフト段階の地図を、集まったメンバーとともにさらに“進化(深化)”させ、沖縄全体での協働を促進するための基盤として活用していく予定です。

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