DIOの代表理事・神里が、11月1日、母校である沖縄県立開邦高等学校にて、DIOの活動の話をベースに、在学生たちに向けたキャリア授業を行いました。
同校では、毎年、創立記念日(11/1)に、OB・OGで結成する「雄飛会」のメンバーによるキャリア授業を実施しています。
当日用意したスライドでは、神里のこれまでのキャリアとDIOの紹介からスタート。
このキャリア授業では、2つのメッセージを後輩たちに伝えました。
1つ目は、「未来をつくるデザインの可能性」。
デザインとは、「常に人を中心に考え、寄り添う」という考え方や姿勢です。
例えば教室の入口に段差があった場合、その段差にうっかり躓いてしまい、ケガをしてしまう人がいるかもしれない。だからケガをする人が出ないように、その段差を解消して、誰もがスムーズに出入りできるようにするためにはどうしたらいいか。
デザインとは「相手のことを考えて配慮する」、実は誰もが日頃から行っている目の前のお困りごとや課題解決の手法そのものが、デザインの基本的な考え方であることを伝えました。
さらに、デザインの対象は今や広告やものづくりに留まらず、ビジネスや教育、コミュニティそして行政へと拡大しています。たくさんの人たちが快適に幸せに暮らせる地域・社会、「こうだったらいいな」という未来の価値を、デザインのスキルを用いてカタチにすることができる。
これからの未来を担う後輩たちが、デザインでできることの大きさやその可能性を感じてもらえるよう、お話させていただきました。
もう1つは、「学び続けること」の大切さ。
高校生の頃は、人生のピークは「大学や就職する会社で決定してしまう」と考えがち。そんなことは全くなくて、特にこれからの人生100年時代においては、つねに「人生のピーク」をどんどん更新していけるよう、「学びの機会をそれぞれの年代で意識的に作る」ことの大事さを、自身の体験を踏まえてお話しました。こちらもまた、「自分の人生をデザインする」ことにつながっています。
未来を担う後輩たちが、デザインという手法を用いて自分自身や周りをより良くし、多彩な才能と個性でそれぞれの花を大きく開かせ、クリエイティビティあふれる豊かな沖縄の未来を創造していくことを期待しています。
このようにDIOでは、デザインという考え方を多くの人に理解・活用してもらうために、若者向けのキャリア教育や、社会人向けのプログラム等も行っていく予定です。